国際結婚手続きの全体像をつかむ!必要な2つの手続きを解説します

国際結婚の手続き
  • URLをコピーしました!

国際結婚と聞くだけで、いろいろ手続きが大変そう・・・と思ってしまいますよね

  • 国際結婚手続きのフローについて全くイメージが持てない
  • 情報はたくさんあるけど、結局何から始めたらいいのか分からない
  • 自分たちの状況に合った手順を知りたい

という方向けに国際結婚をする時に必要な2つの手続きについてまとめました。

私も夫と結婚をする時に、手続きの方法についてたくさん調べましたが、手続きの全体像をつかむまでに時間がかかりました。

この記事は、手続きをスムーズに進めるポイントとなる全体の流れがイメージしやすい内容にしました。

目次

1.国際結婚で必要な2つの手続き

(1)両国での結婚手続き

国際結婚ではお互いの国の婚姻手続きが必要です。日本人同士の結婚だと、婚姻届の提出をすれば完了しますが、国際結婚の場合は、婚姻届以外にも提出する書類があります。

また、日本の婚姻手続きだけではなく、外国人パートナー側の国でも婚姻手続きを完了させることが必要です。

もし片方の国のみでしか婚姻が成立していない場合は、跛行婚(※)になってしまい、後述する配偶者ビザの申請ができません。

※跛行婚(はこうこん):どちらか一方の国でしか婚姻が成立していない状態。一方の国では「夫婦」なのに、もう一方の国では「未婚」の状態。

(2)在留資格の申請・変更

外国人配偶者と日本で生活していくためには、「日本人の配偶者等」の在留資格(配偶者ビザ)を取得する必要があります。

外国人配偶者が、すでに何かしらの在留資格を持って日本に居住している場合は、必ずしも配偶者ビザに変更する必要はないですが、就労制限がないことや永住権申請の条件緩和などのメリットがあるので、結婚を機に配偶者ビザへ変更される方もいます。

外国人配偶者が結婚を機に来日される場合は、新規で配偶者ビザを申請し、許可を得てビザが発行されてから来日する必要があります。

配偶者ビザ取得の難易度

婚姻手続きは、必要な書類を揃え、書類に不備がなければ受理されて手続き完了となりますが、在留資格に関しては、すべての必要書類を提出できたとしても、必ずしも取得できるものではありません

あくまでも”申請”をして、その申請が許可されるかどうかは、出入国在留管理庁の判断となります。

法的な婚姻の事実があっても、その婚姻の信ぴょう性が低いと判断された場合は、不許可になる可能性があります

無事に許可を得て、日本での新生活がスタートできるよう、事前にしっかりと勉強をして準備をしましょう。

申請に関して不安がある方や、急ぎの方は、行政書士などの専門家に依頼されるのも一つの方法です!

2.スムーズに進めるコツ

(1)どこから手を付けるべき?

配偶者ビザは婚約者の状態では取得することができないため、婚姻手続きを完了させてから申請をします。

配偶者ビザ申請時には、婚姻手続き完了後に発行される両国の婚姻証明も提出するので、以下の手順で進めます。

婚姻手続きの際に提出する書類の中には、後に配偶者ビザの申請時にも必要となるものがあるので、あらかじめ把握しておくといいですね!

(2)どちらの国の婚姻手続きから進める?

基本的にどちらの国から先に婚姻手続きをしても問題ありませんが、2人の婚姻時の状況によってスムーズに進められる順序があります。

外国人パートナーがすでに日本に居住している、または、パートナーの国が査証免除国である場合は、基本的に先に日本で手続きを進めたほうがスムーズです。

結婚を機に日本に呼び寄せる場合で、パートナーの国が査証免除国でなければ、婚姻手続きを行うための入国手続きが追加で必要になるので、パートナー側の国から手続きを行ったほうがよいでしょう。

(3)必要書類の取得

具体的な必要書類に関しては、国によって異なりますが、共通して必要となる書類に「婚姻要件具備証明書」というものがあります。(一部の国では、婚姻要件具備証明書に代わる書類の取得をします)

これは、外国式で婚姻手続きを行う際に、自国の婚姻要件を満たしていることを証明する書類となります。

日本の婚姻要件だと、男女共に18歳以上という年齢制限や重婚禁止等がありますね。国際結婚の場合は、お互いが自国の婚姻要件を満たしている必要があります。

この書類は先に手続きを行う国でのみ必要となり、その手続きを行う国にとって外国人の立場となる方が準備します。

3.準備にとりかかるタイミング

全体の流れを把握するとスムーズに進められそうなイメージを持たれた方もいるかもしれませんが、書類収集から配偶者ビザの取得まではかなりの時間と労力を使います。

特に相手国がどこか、どちらの国から手続きするかによってかかる時間の目安は大きく変わります

すべて日本国内で完結できる国もあれば、必ず現地に出向いて手続きをしないといけない国もあります。

比較的スムーズな国と時間のかかる国の所要時間の比較をまとめてみました。

まとめ

国際結婚の際に行う手続きは、①婚姻手続き、②在留資格の手続きの2つあり、全部で4パターンです。

外国人パートナー側の状況を踏まえ、最もスムーズに進めることができるパターンで進めていきましょう。

目当ての入籍日がある場合や、配偶者ビザの申請等で期限が迫っている場合は、 余裕を持って準備を始めてくださいね!

国際結婚の手続き

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次