
大好きな外国人パートナーとの結婚。相手が外国人であろうと、私たちの愛は本物だから、私たちは夫婦として絶対にうまくやっていける!と信じたい気持ち、分かります。
私も国際結婚をした立場として、絶対に結婚を継続させている半数側になりたい!と思っています。でも現実的には、「離婚率約50%」というデータが…

ちょっと待ってください!
その数字、本当にあなたのイメージしている「離婚率」ですか?
この記事では、最新資料から見る国際結婚の離婚率と離婚率が高くなる理由について解説します!
1.国際結婚の離婚率は約50%


毎年政府が発表している婚姻数・離婚数の統計資料によると、国際結婚の離婚率は日本人同士の夫婦の離婚率に比べて高くなっています。
2023年の最新の数値での特殊離婚率(年間離婚数÷年間婚姻数)は、日本人同士の夫婦の離婚率が約39%なのに対して、国際結婚の夫婦の離婚率は47.4%でした。
3組に1組が離婚している日本人同士の夫婦に比べて、国際結婚の夫婦は2組に1組、約半数が離婚とは…国際結婚をしている身としては、構えてしまう数字です。
(1)日本人男性の離婚率はさらに高い


このグラフはこちらのデータを引用して作成しています:e-Stat政府統計の総合窓口
国際離婚の件数に対して、「夫が日本人」である夫婦の割合は、約70%を占めます。「妻が日本人」の2倍以上となっています。
そもそも日本人男性と外国人女性の組み合わせの婚姻数の方が多いので、それに伴って離婚数も多くなっていますが、
分けてみても、「夫が日本人」の方が離婚率が高くなっています。
| 日本人夫×外国人妻 婚姻数:11779件 / 離婚数:6,044件 | 離婚率:51.31% |
| 日本人妻×外国人夫 婚姻数:6,696件 / 離婚数:2,728件 | 離婚率:40.7% |
(2)相性の悪い組み合わせ




このグラフはこちらのデータを引用して作成しています:e-Stat政府統計の総合窓口
外国人配偶者の国籍別の割合では、「夫が日本人」の場合は、中国とフィリピン国籍が約半数を占めています。
こちらも婚姻数の多い国籍が離婚数にも影響していますが、グラフの数値を単純に見ると、
【日本人男性×中国人女性】
【日本人男性×フィリピン人女性】
【韓国人男性×日本人女性】
の組み合わせは離婚が多くなっています。
2.数値だけを鵜呑みにしないで!
(1)離婚率の誤解


先ほどのデータだけを見ると、日本人男性は国際結婚が難しいのか、、、中国やフィリピン国籍の女性とは相性が悪いのか、、、と思ってしまいますが、落ち込むのは早いです!!
この数値にとらわれすぎる必要はないです。
そもそも国際結婚自体、日本人男性と外国人女性の組み合わせが圧倒的に多いです。
特に国際結婚の件数がピークだった頃は、日本人男性とアジア人女性の組み合わせが8割を占めるほどでした。その後国際結婚の件数は、2006年の44,701組をピークに、2023年には18,475組まで減少しています。
ここで思い出していただきたいのが、離婚率の計算方法です。
【 特殊離婚率 = 年間離婚数÷年間婚姻数 】
一般的に「離婚率」と聞いてイメージするのは、その年に国際結婚した人の中でどのくらいの割合の人が離婚したのかという数字ではないでしょうか?
実際はその1年の離婚数と婚姻数から単純に計算しているだけです。その離婚した人はいつ結婚した人かわかりません。




過去に日本人男性の国際結婚の件数が圧倒的に多かったことと国際結婚の件数が半数以下に減っていることを考えると、正確な割合どころか、より高い数値が算出されている可能性があります。



現実的に考えて、そこまで細かく追った離婚率は出せないですよね…
なので、あまりこの数値だけにとらわれすぎる必要はないです!
(2)数値だけで見る過去の離婚率


過去の統計を見てみると、離婚率が70%となっている年があります。
2006年以降、約6年で婚姻数が急激に減ったのに対し、離婚数は大きな変動がないので離婚率が高くなったと思われます。このように離婚率はその年の状況に大きく左右された数値になります。
敢えて、数値だけでみると、2013年の離婚率70%超をピークに緩やかに減少し続け、2023年の最新の数値(47.5%)ではピーク時から約30%も減少しています。
しかし、この計算方法だと、婚姻数がもっと減り、その年の離婚数が婚姻数を超えたときには、離婚率が100%を超えるということも起こりえるので、参考程度に留めておくのが良さそうですね。
3.それでも離婚率が高いことには変わりない


離婚率の数字だけを鵜呑みにする必要はないですが、日本人同士の夫婦よりも離婚率が高いことは事実です。
(1)離婚率が高い理由
| 国際結婚の主な離婚原因 | |
|---|---|
| 【文化や価値観の違い】 食生活、ワークスタイル、ライフスタイル、金銭感覚、家族関係などあらゆる場面で「違い」が出てきます。 文化の違いを解決するための話し合いも、「価値観」が違うと折り合いがつかないということも起こります。 | |
| 【子供の教育方針や育児方針の違い】 国際夫婦の子どもの場合は進路の選択肢が増え、子供の将来に大きく影響を及ぼす内容なので、学校の選択で揉めやすくなります。 また、日本の育児は幼少期の母親の関わりを大事にする国ですが、キャリア優先や夫婦と子供のプライバシーを大切にする方針の国もあります。 | |
| 【宗教の問題】 特に強い制限のある宗教の場合は、夫婦の生活に影響を及ぼしたり、したきりなどで意見の違いが出てくる場合があります。 子供がいる場合は、子供に対する食事制限や儀式の宗教教育で揉めるケースがあります。 | |
| 【言語の壁】 夫婦2人の価値観をすり合わせていく上で、細かなニュアンスがしっかり伝わる共通の言語が存在することは必須です。 会話ができる程度のレベルでは、結婚後に山ほど出てくる文化や価値観の違いを解決することができません。 | |
(2)国際結婚をした立場として思うこと
実際、私自身国際結婚をした立場として、国際結婚の夫婦の離婚率が高いのは納得ではあります。
私の場合は、夫が同じ東アジア出身で文化や食べ物も似ているので、宗教上の問題は全くなく、価値観の違いを感じる機会も少ない方です。それでも日本人の当たり前が当たり前でないことは多々あります。特に、子供が生まれた後や、配偶者の家族、親族との関わりが増えると文化の違いが顕著に現れます。
台湾の場合は、家族のつながりが強く、結婚後も息子・娘夫婦のことに干渉してくるのはもちろんのこと、孫ができたときには、さらに距離が近くなります。
日本と大きく違う距離感に戸惑いを感じて、義両親や親戚との関係性に悩むという方も少なくないです。
文化が違う分、出会う問題は多いですが、その都度夫婦でコミュニケーションをとって乗り越えていけば、夫婦の絆はどんどん強くなります。一方で、積極的に話し合いをしようとしない、解決に疲れてしまったという場合は、一気に夫婦の距離が広がり、離婚という結論に至ってしまう可能性が高くなります。



私も結婚して数年なので、まだまだこれから乗り越えないといけない問題がたくさんあると思いますが…しっかり向き合っていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!










